波佐見焼で最近よく見るしのぎってどんなもの?
近年、陶磁器の中でもおしゃれで可愛いと人気の波佐見焼。
その中でも特徴の形で色々な器のデザインに用いられている「しのぎ」についてご紹介していきます。
しのぎとは
シンプルでおしゃれな「しのぎ」は
日本の伝統的な陶芸技法のひとつである「鎬文(しのぎもん)」の
由来は日本刀の鎬からきています。
日本刀がぶつかり合うと鎬が削れるため、激しく戦う様子を「鎬を削る」と言いますよね。
鎬の技法
鎬文(しのぎもん)は、ヘラやカンナなどの道具を使い、素地の表面を削って作る稜線文様の装飾のことです。
陶器を立体的に削り出した鎬文に釉薬をかけることで、
色の濃淡が生まれて独特の味わい深い表情になります。
陶土を成形・乾燥させた後に手作業で器の表面を彫刻刀のような道具で削り、
凹凸の模様を作ったものです。
しのぎの模様がなく、つるりと平らなデザインもありますが、
この模様があることで白化粧に陰影が生まれて独特の味わいが生まれます。
料理を選ばない魅力
そしてモダンテイストにもよく似合うというところにあります。
北欧の香りもするので、和食洋食、イタリアンとどんなお料理にもお使いいただけます。
機能を兼ね備えたしのぎシリーズ
一龍陶苑のしのぎシリーズは「鎬」をふんだんに生かした器となっており、簡単な料理を載せても映えるのは、このデザインがあるからこそではないでしょうか。
軽くて機能的なしのぎシリーズは食洗機・電子レンジ使用可能です。
また形状によっては10色以上の中から選ぶことが出来、鎬の美しさを更に引き出しています。
形状はプレートでは特大皿・大皿・中皿・小皿があり、ボウルでは小鉢・小付がございます。
その他に、コップ・マグカップ・茶碗・豆皿・カレー&パスタ・そば猪口・楕円皿・ポット・スープカップという多数のラインナップを手掛けています。
日常に使う陶磁器がこのシリーズで全て揃うのでしのぎシリーズを集めるコレクターもいるほどです。
家族で恋人・友達でお揃いにする方も多く、また一人暮らしの新生活に全て同系色で揃える方もいらっしゃいます。新しいスタートを切るときにもおすすめです。
それぞれの生活シーンにあった選択ができ
この多様性の時代に見事にフィットした食器と言えるでしょう。
カラーの綺麗さの喜びの声も多く頂いております。
また「凸凹で洗いにくいのでは?」いう疑問もありますが、使っていただいた方には
「意外に洗いやすい」「普通のフラットな器より洗いやすい」などのお声も頂いております。毎日使う食器だからこそおしゃれで機能的なものを使いたいですよね。
まだ「鎬」の食器を使ったことのない方や気になっている方はぜひ「鎬」の世界を体感してみてはいかがでしょうか。